ストリームデータ処理が必要な背景
モバイルデバイスやブロードバンドの普及、コンシューマライゼーションの波、RFIDやIoT(モノのインターネット)、ICカードやGPSの発展などをきっかけにビジネスで扱うデータの量と質が劇的に変化を遂げようとしています。多くの企業は、これらのビッグデータをどのように戦略に転換できるのかを求められているといえるでしょう。このような背景から情報システムにも大量のデータをリアルタイムに処理できるストリームデータ処理技術が求められています。
ストリームデータ処理とは
ストリームデータ処理とは、無限に到来するデータ(ストリームデータ)を対象にリアルタイムに処理する技術の総称です。バッチ処理は、実行のタイミングをユーザーが指定するのに対して、ストリームデータ処理は常時実行される特徴があります。絶えず発生する大量のデータをリアルタイムに分析して処理するためバッチ処理と違いデータを保存することはありません。
ストリームデータ処理としてのODIP
ODIPは、ストリームデータ処理を定義し実行できる包括的な環境を提供します。絶えず送り続けられるストリームデータに対して、インプットを規定し処理内容をノンプログラミングで記述することが可能です。一般的にストリームデータ処理は、処理の自由度が低いとされていますがODIPではビジュアルに処理内容を定義していくため戦略に応じて柔軟かつ迅速に処理を設定してストリームデータ処理を行なうことが可能になります。